チャペルニュース 2026/04

春と言えば、みなさんは何を思い浮かべますか?
 私は岐阜県の笠松町出身なのですが、春と言えば、木曽川の堤防の桜が目の前に浮かびます。春は桜だけでなく、色々な花が咲き、新緑が芽生え、とても美しい季節ですよね。冬の節くれだった茶色一色だった木々に咲き誇る薄桃色の桜。けれども、桜の時期は大体雨が多く、風が強く、もう少し、もっと長く咲いていてほしいと私たちが願っても、桜はあっという間に散ってしまいます。しかし、満開の桜の後の緑とピンク色の混じった葉桜の木々の姿が、また
幻想的で、私は大好きです。桜の時期は、木曽川の堤防だけでなく、全国の桜の名所で、桜祭りが行われますね。

 
 キリスト教会の春のお祭りと言えば、イースターです。イースターは、クリスマス以上に、教会では大切なお祭りです。イースターには、子どもたちとイースターエッグを隠し、探して遊んだり、卵の殻をカラフルにデコレーションして楽しんだりします。最近は街中でも、この時期イースターエッグを見かけることが多くなりました。プラスチックのもの、チョコレートでできているもの、色々ありますが、イースターエッグとは、卵のことです。卵を新しい
命の象徴と考え、ヒナが卵の殻を割って誕生することと、キリストが墓から出て、死から復活されたことを結び合わせ、イースターのお祭りに用いているのです。また、繁殖力の強いウサギを復活や生命の象徴と考え、ウサギの形をしたお菓子やぬいぐるみを子どもに与える習慣もあります。春は動物たちの出産の時期でもありますね。
 クリスマスにこの世界にお生まれになった神の御子イエス・キリストは、全世界の人々の罪をその身に負い、人々を罪と死から救うために、自ら犠牲となって十字架にかかり死なれました。しかし、墓に葬られて三日後に、墓からよみがえられました。全人類を支配していた罪と死に勝利され、復活されたのです。イエス・キリストを信じる人は誰でも、永遠の命を与えられ、神の子とされ、神と共に生きるものとされます。 世界中のクリスチャンたちは、神の御子、救い主イエス・キリストの誕生をクリスマスにお祝いします。そして、イースターに、救い主イエス・キリストが、罪と死に勝利し、復活されたこと、私たちを罪と死から救ってくださったことをお祝いするのです。

「わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じるものは死んでも生きるのです。」
ヨハネの福音書11章25節

 この地上の命あるすべてのものが、必ずやがて命の終わりをむかえます。桜の木も、老齢になれば、いずれ枯れます。うさぎも、にわとりも、いつまでも生きるということはありません。しかし、私たち人間にとって絶対的なものに見えた「死」に打ち勝ったのが、イエス・キリストです。長く暗い冬を超えて、新しい命、光、希望と喜びにあふれた春、神が創造されたすべての生き物が、このイエス・キリストの死からの復活を、お祝いしているかのように見えます。
 あなたも、イエス・キリストを信じるだけで与えられる、死を超えて、永遠の命に生きる希望と喜びを、ぜひ、受け取ってください。


 笠松キリスト教会牧師 野々垣 晶子