岐阜キリシタン小史(37)《証し》感謝!!「美濃のキリシタン」展

この夏、岐阜県美濃加茂市にある美濃加茂市民ミュージアムで「美濃のキリシタン秘められた祈りの証し」展が開催された(2025.7.12-8.24)。私は、個人で、現地ミニツアーで、講演会で、そして妻と、都合4度、足を運んだ。少し遅くなったが、今回はこの企画展を通して教えられたこと、気づかされたことを書いてみたい。

「美濃のキリシタン 秘められた祈りの証し」展(美濃加茂市民ミュージアム)
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主日礼拝メッセージ 使徒信条の信仰14「聖徒の交わり」2025/10/19

聖書箇所:ヨハネの手紙第一 1章1-10節
鴨下直樹牧師

 

 使徒信条の信仰をよく理解していただきたいと願いながら、少しずつ使徒信条の聖書箇所からみ言葉を聞いてきまして、今回で14回になります。今日のところは使徒信条の「聖徒の交わり」という部分です。

 この礼拝に集っておられる方々は、この笠松教会で洗礼を受けられた方が少なくありません。けれども、他の教会で洗礼を受けて、引っ越しや、結婚や、あるいは何らかの事情でこの笠松教会の礼拝に集っておられる方もあると思います。あるいは、まだ洗礼を受けておられない方もおられます。今この礼拝に、実にさまざまな地域で生活され、また信仰に導かれた方々がここで一つにされているという不思議さを感じます。生まれた地域も違えば、信仰に導かれた教会も違う、あるいは、さまざまな異なる考え方をしている人たちが、こうして一つの教会にされています。これが、「聖徒の交わり」という言葉で表現されている教会の一つの姿です。

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主日礼拝メッセージ ノアの箱舟1「神との契約」2025/09/14

聖書箇所:創世記6章1-22節
鴨下直樹牧師

創世記6章1-22節 「ノアの箱舟1 神との契約」 2025.09.14

 この朝の説教の題を「ノアの箱舟1 神との契約」としました。今日は1ということですから、続きがあるということです。ノアの箱舟の話は、9章まで続いていますので、4回に分けてお話しすることになります。説教のタイトルとしてはあまり綺麗な題とはいえません。

以前、後藤喜良先生がヨブ記から4年にわたって説教をした時には、「ヨブの信仰その170」という題だったそうですので、それを思えば4回くらいまではまだ可愛いかなと思うところもあります。いつも、小林先生が、私のいない時に説教をしてくださっています。小林先生は、いつも礼拝の細目を作る時に、綺麗なタイトルをつけるなと感心しています。本当は、小林先生のような魅力的な説教題をと思うのですが、予定表を作る時に、説教がまだ完成していない状態で説教題をひと月分まとめてつけるので、私にはここまでが限界かなとも思っています。とまぁ、冒頭から言い訳じみた話からはじめて申し訳ありません。

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笠松キリスト教会のごあんない

笠松キリスト教会は、聖書信仰に根ざすプロテスタントの教会です
1957年、今から66年前、ドイツのジャーマン・アライアンス・ミッション(GAM) から派遣された宣教師によって建て上げられ、以来、生ける神さまのみことばをこの地の皆さまにお伝えしてまいりました。
私たちは礼拝や聖書を通して、私たちを造ってくださった神さまの愛と救い主イエスさまの恵みをいただいています。
あなたにもぜひその恵みを受け取っていただきたいと願っています。

主日礼拝 毎週日曜 10:30-11:30 
教会学校 毎週日曜  9:45-10:20 
聖書の学びと祈り会 毎週水曜 19:30-20:30
毎週木曜        10:30-11:30
 (水・木曜日ともにZoom併用)

当教会はバリアフリー対応です。
車椅子ご使用の方もぜひお越しください。駐車場が教会の隣にございます。
当教会はエホバの証人、モルモン教、統一教会とは一切関係ありません。

バリアフリー化されています。車いすで駐車場から移動できます。
スロープ・手すりも設置されています。
玄関には折りたたみ椅子付き手すりも設置
礼拝堂 晴れた日は明るい光も差し込みます。

主日礼拝メッセージ ノアの箱舟2「戸が閉ざされる前に」2025/10/12

聖書箇所:創世記7章1-16節
鴨下直樹牧師

創世記7章1-16節 「ノアの箱舟2 戸が閉ざされる前に」2025.10.12

 昨日から少しずつ雨が降り始めていまして、今週いっぱいは雨が続くそうです。毎日毎日雨がつづくと本当にいやな気持になります。私の父が、かつて小さな本を書きました。『ジュニアのはこぶね』というタイトルの本です。父が中学生の頃、雨が降って体育の授業ができなかった時に、当時の学校の先生が「今日はお話をしてあげます」とノアの箱舟の話をしたのだそうです。その経験が、この本のタイトルになったというわけです。父が若い時に聞いた、ノアの箱舟の話はとても印象的だったようです。後になって父が信仰をもつようになり、聖書の物語だと知るようになってようやく、その先生はクリスチャンであったかと気がついたようです。若い時、雨が降った時に、ノアの箱舟の話を聞いた。それは、父にとって衝撃的な話だったようです。だから覚えていたのだろうと思うのです。

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LOVE JAPAN 2025 東海ツアー オンギジャンイ コンサート  

10月10日(金)19:00〜20:30

オンギジャンイのコンサートが開催されました。

笠松ではなんと19年ぶり🤩

ウィークデイの夜でしたが、たくさんの方がお越しくださいました。

会場の皆さん全員で主を賛美し、盛り上がりました。感謝‼️

芥見キリスト教会

岐阜リバーサイドチャーチ

オンギジャンイHP

岐阜キリシタン小史(36)―大垣藩戸田氏鐵(うじかね)と島原の乱―

前回、大垣藩の初代藩主であった石川康通(やすみち)(1554-1607)について触れた。康通は晩年にキリスト教に入信し、亡くなる前年に洗礼を受けた。
康通の死後、石川家は2代家成、3代忠ただ総ふさと続くが、忠総の時に大坂の陣の功績により、豊後日田藩へ移封となった。その後、大垣藩では藩主が短期間に交代を繰り返す時代が続いた(石川家 → 久松松平家 → 岡部家 → 再び久松松平家)。
寛永12(1635)年、この流れは一変する。摂津国尼崎藩より、徳川譜代の戸田氏鐵(1576-1655)が10万石で入封した。氏鐵は尼崎藩主時代、築城技術を認められ、大坂城の改築工事の総奉行に任命されたことがあった。また、4代将軍徳川家綱誕生時の「へその緒を切る役目」を任されるなど、彼の徳川幕府内における信頼の厚さは、きわめて堅固なものであった。
寛永14(1637)年、九州で島原の乱が勃発する。乱の原因は、島原藩(藩主松倉勝家)、唐津藩(藩主寺沢堅かね高たか)による苛烈な重税と、幕府が推し進める非情なキリシタン弾圧であった。幕府は、乱の鎮圧のため板倉重昌(重昌の父勝重は京都所司代在任中に「京都大殉教」(元和5(1619)年)に関与)らを派遣し、九州の諸大名に鎮圧と加勢を命じた。しかし一揆勢は原城に立て籠もって抗戦し、戦闘は長期化した。

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