チャペルニュース ChapelNews

 最近、春になると「イースター」という言葉を耳にする機会が増えました。お菓子のパッケージでも、「イースターパッケージ」と呼んで、ウサギやひよ子の描かれた絵のプリントされたお菓子がお店に並びます。
このイースターというのは、ヨーロッパの春のお祭りというイメージが生まれつつあるのかもしれません。 私自身、3年半の間ドイツで生活したことがあります。ドイツの冬はとても長く、日本人の私からすると、体感的には10月ごろから3月末までは日本でいう冬の季節というイメージがあります。
この季節になると、私は不思議と日本のセミの音が懐かしくなります。あまりにも寒い日 が続くので、セミの鳴き声を聞きながら汗を流すあのベタベタした嫌な感じが、恋しくなるのです。
私が住んでいた地域はそれほど雪が降る地域ではありませんでしたが、暗く寒い日々が長く続くので、本当に春を待ち焦がれる気持ちになるのです。 

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ドイツの町並み
ドイツの町並み

 今から約20年ほど前ですが、ドイツに3年半ほど住んでいました。
 ドイツの冬はとても暗く、また寒い冬です。私が住んでいた地域はズィーゲンと呼ばれるドイツの中部に位置する田舎町でした。
 日本の気候でいえば、ドイツの11月から3月までは冬です。
 他の人と会うことも少なくなって、家の中で過ごすことが多くなる季節です。
 もちろん、家の中はセントラルヒーティングがあるので暖かいのですが、外はいつも寒いです。 どうしても、人と距離ができてしまう季節なので、冬はとても長く感じる季節でもあります。
 
 また、街から街まで行くには常に森の中の道を走らなければ隣の街にも行けませんから、車で移動する時も、いつも真っ暗な森の中を車で走ることになります。
道は寒さで凍り、街灯も少なく、車で移動しているといつもどこかで不安な気持ちになります。ところが、暗い冬の道を車で移動しながら、少し大きな街にたどり着くと、突然雰囲気が変わります。

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