岐阜キリシタン小史(17)―コンスタンチノのこと―
美濃・尾張のキリシタンについて記すにあたり、コンスタンチノという人物のことを避けて通れない。しかし、残念ながら残されている史料はわずかしかない。
コンスタンチノについて調べるにあたり、参考にさせていただいた史料は二つある。ひとつは小生が今作成中の「岐阜キリシタン小史」の年表の基にさせていただいている『尾濃切支丹年表』森德一郎著(1935)。もうひとつは『尾張と美濃のキリシタン』横山住雄著(1978)である。どちらにもコンスタンチノに関する記述はわずかしかない。
まず、小生が作成した「岐阜キリシタン小史」の年表(すなわち森氏の『尾濃切支丹年表』になるが)、コンスタンチノについてに関連する箇所を抜き出す。
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