織田信長に最も信頼された宣教師・オルガンティノ(1)
岐阜を訪れたイエズス会宣教師としてフロイス、カブラルを、そして修道士としてロレンソについて、記してきた。今回から数回にわたり、四人目の人物であるオルガンティノのことを書いてみたい。
グネッキ・ソルディ・オルガンティノは、16世紀後半の日本において、織田信長という戦国の風雲児の信頼を勝ち取った稀有な人物である。1533(天文2)年、北イタリアのカストという町で生を受けた彼は、1570(元亀元)年にイエズス会宣教師として日本に渡り、長崎に上陸した。その後、畿内布教の機会を得て、当時の政治的中枢であった岐阜へと赴き、織田信長との謁見を果たす。1570年6月、フロイスがロレンソ了斎らとともに岐阜へ赴く際にオルガンティノが同行した形だ。この出会いこそが、彼自身の運命のみならず、日本におけるキリスト教布教の行方を大きく左右する転機となっていく。

中世のカストは鍛冶で広く知られた。








