岐阜キリシタン小史(52)―岐阜を訪れたイエズス会宣教師⑫―

織田信長に最も信頼された宣教師・オルガンティノ(1)

 岐阜を訪れたイエズス会宣教師としてフロイス、カブラルを、そして修道士としてロレンソについて、記してきた。今回から数回にわたり、四人目の人物であるオルガンティノのことを書いてみたい。
 グネッキ・ソルディ・オルガンティノは、16世紀後半の日本において、織田信長という戦国の風雲児の信頼を勝ち取った稀有な人物である。1533(天文2)年、北イタリアのカストという町で生を受けた彼は、1570(元亀元)年にイエズス会宣教師として日本に渡り、長崎に上陸した。その後、畿内布教の機会を得て、当時の政治的中枢であった岐阜へと赴き、織田信長との謁見を果たす。1570年6月、フロイスがロレンソ了斎らとともに岐阜へ赴く際にオルガンティノが同行した形だ。この出会いこそが、彼自身の運命のみならず、日本におけるキリスト教布教の行方を大きく左右する転機となっていく。

カストの街並み カストはミラノの東、約90㎞。古代より製鉄を営んだ村であり、
中世のカストは鍛冶で広く知られた。
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主日礼拝メッセージ「すべてを新しくする主に期待する一年」2026/01/11

聖書箇所:ヨハネの黙示録章21章5節
鴨下直樹牧師

 新しい年を迎えました。今年のローズンゲンによる年間聖句は、ヨハネの黙示録の21章5節のみことばです。
 5節全体を読んでみます。
 「すると、御座に座っておられる方が言われた。『見よ、わたしはすべてを新しくする。』また言われた。『書き記せ。これらのことばは真実であり、信頼できる。』」

 主は、語られます。「見よ、わたしはすべてを新しくする!」と。新年を迎えて、こうしてみなさんと共に礼拝をお捧げすることができることをとても嬉しく思います。
みなさんは、新しい年を迎えた時に、「今年の目標」とか「新年の抱負」といったようなものを考えられたでしょうか?

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クリスマス礼拝メッセージ「クリスマスのしるし」2025/12/21

聖書箇所:ルカの福音書2章1-7節
鴨下直樹牧師

ルカの福音書2章1-7節 「クリスマスのしるし」

2025.12.21

笠松キリスト教会 クリスマス礼拝

 いよいよクリスマスを迎えます。今週はアドヴェント第四主日です。今週の24日にクリスマスのお祝いのために、夜もイブ礼拝を行う予定にしています。また、今日の午後はクリスマスの祝会を行うことにしています。クリスマスは、主イエスがお生まれになられたことを、共にお祝いする嬉しい時です。この時に、私たちは互いに「クリスマスおめでとう!」と声をかけあいます。共に、主イエスが私たちのために生まれて下さった喜びをお祝いしたいのです。

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主日礼拝メッセージ ノアの箱舟4「虹の契約」2025/12/14

聖書箇所:創世記8章20-9章19節
鴨下直樹牧師(本日は姉妹による代読です)

創世記8章20-9章19節「ノアの箱舟4 虹の契約」

2025.12.14

 まず初めに今日はインフルエンザになってしまったために、この礼拝説教が代読という形になってしまいましたことをお許しください。そのために聖餐式や役員会、みなさんの相談会の予定もすべて変更となってしまいました。代読ですが、説教をお聞きになられて、みなさんがそこから神様の福音を聴き取ることができるよう願っています。

 さて、私たちは来年から新しい牧師を迎えるための準備をしようとしています。そのために牧師館の改修のことなども話し合うことになっています。新しい牧師を迎える時というのは、私たちもどこかで期待と不安が入り混じるような不思議な思いになることがあると思います。

 それと同じように何かを新しくこと始めるという時にも、私たちは新鮮な思いになります。新しい職場に行く、新しい車を買う、そのような時はもちろんですけれども、新しいノートを使う時でさえ、不思議な緊張感と楽しさがあります。これからどうなるのかという想像が、そこから膨らんでいきます。そこには、様々な期待があるのです。今日の聖書の個所も同じです。この天地を創造された神であられる主は、この罪に満ちていた世界を一度洪水によって滅ぼしてしまわれました。そして、ここから新しいことを起こそうとしておられるのです。私たちでさえ、新しいことを始める時には期待を込めているのですから、神ご自身が創造されたこの世界を、もう一度新しく始めようという時に、その神自身は、どんな思いだったのでしょうか。

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岐阜キリシタン小史(51)―岐阜を訪れたイエズス会宣教師⑪―

岐阜における信長とカブラル(フロイス『日本史』より)(3)

前回からに続く。当時の日本では眼鏡は大変珍しい物であったのだろう。

3.岐阜での滑稽な出来事(眼鏡の誤解)
⚫司祭への驚嘆:岐阜の住民にとって、伴天連は見たこともない人々で、目新しくはなはだ数奇な人々であった。
⚫眼鏡への誤解
 近視のフランシスコ・カブラルが岐阜で眼鏡をかけていたことに、一般民衆は衣装よりもはるかに大きい驚嘆を覚えた。
 庶民の間では、「伴天連には眼が四つあり、二つは普通の位置に、他の二つはそれから少し外にはずれたところにあって、鏡のように輝き、恐るべきもの」という噂が流布した。
 司祭たちの出発日には、岐阜市だけでなく遠隔地や尾張の国から四、五千人の人々が、この不可思議な者を見ようと殺到した。
 好奇心から宿泊していた家へ侵入しようとしたため、家主は二階へ昇る階段を取り外す必要があった。
 最初に出てきたのは片眼が盲目のロレンソ修道士であったため、四つ眼を期待していた人々は大声で笑わざるを得なかった。
 後にフロイスが出てきても眼が二つしかなかったが、人々は三千人ほどで彼を取り巻き、郊外半里のところまで同行した。

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岐阜キリシタン小史(50)―岐阜を訪れたイエズス会宣教師⑩―

岐阜における信長とカブラル(フロイス『日本史』より)(2)

 前回からに続き、フロイスの『日本史』より、カブラルの信長との謁見時の記事のまとめである。カブラルたち宣教師一行と信長に加え、三淵藤英や丹羽長秀が登場することから、『カブラル書簡』の記事と同じ場面の出来事であると断定できる。

2.岐阜訪問と信長との会見 当時、織田信長は美濃の国・岐阜に滞在していた。

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岐阜キリシタン小史(49)―岐阜を訪れたイエズス会宣教師⑨―

岐阜における信長とカブラル(フロイス『日本史』より)(1)

 前回までに紹介した『岐阜市歴史博物館研究紀要21』(2013年)に収載の岡美穂子氏の論考により、フロイスの『日本史』の中にも、カブラルが岐阜で信長に謁見した時の記述があることを知った。今回はこのことについて記してみたい。
 フロイスの『日本史』の該当箇所は、第一部95章(中公文庫の『完訳フロイス日本史』では第四十二章)の記事である。私は中公文庫で読んだが、約8ページの短い記述である。(日本語訳のフロイス 『日本史』は他に東洋文庫版もある。)
 以下に必要な項目を立ててまとめてみたいと思う。

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