主日礼拝メッセージ 使徒信条の信仰13「聖なる公同の教会」2025/07/20

聖書箇所:マタイの福音書16章13-20節
鴨下直樹牧師

美濃のキリシタン−秘められた祈りの証し−

「聖なる公同の教会」 マタイの福音書16章13-20節

使徒信条による説教13

2025.07.20

 昨年、私たち同盟福音キリスト教会は、横浜での宣教を開始しました。もうすでに、数年前からフライスレーベン宣教師ご夫妻が伝道をはじめていたのですが、礼拝のための場所を借りて、礼拝をはじめました。教団の役員会でも、その数年前に一度横浜を訪ねて、宣教地の視察に行ったことがあります。そのときに、横浜にあります横浜海岸教会を訪ねました。と言っても、外から見ることしかできなかったのですが、ここが日本で最初のプロテスタント教会なのかと感慨深い思いでした。横浜海岸教会というのは、日本で最初のプロテスタント教会です。

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主日礼拝メッセージ「神とともに歩む人生」2025/07/13

聖書箇所:創世記5章1-32節
鴨下直樹牧師

創世記5章1−32節 「神と共に歩む人生」

2025.07.13

 先週、中野集会が行われました。その中野集会でお話ししたテーマは「老い」です。「老い」というのは、私たちはできれば避けて通りたいことと考えているかもしれません。「老い」という言葉から、あまり良いイメージは出てこないのです。

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三位一体主日礼拝メッセージ 使徒信条の信仰11 「天に昇り神と共に座するキリスト」2025/06/15

聖書箇所:使徒の働き1章3-11節
鴨下直樹牧師

使徒の働き 1章3−11節「天に昇り、神と共に座するキリスト」

使徒信条による説教 11

2025.06.15

「天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり。かしこより来りて、生けるものと死ねる者とを審きたまわん。」

 先週の箇所と前後していますが、今朝は、この使徒信条の第二項の最後の部分から、み言葉を聞きたいと願っています。ここには、三つのことが記されています。それは「キリストが天に昇られたこと」、二番目に「全能の父なる神の右に座しておられること」、そして最後に「やがて再び来られて生ける者と、死んだものとを裁かれる」ということです。

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ペンテコステ礼拝 使徒信条の信仰12「聖霊を信じる信仰」2025/06/08 ※11は次週になります。

聖書箇所:ヨハネの福音書14章16-31節
鴨下直樹牧師

使徒信条の信仰12 

ヨハネの福音書14章16-31節 「聖霊を信じる」 

2025.06.08

ペンテコステ主日

 今日は、ペンテコステの主の日です。ペンテコステというのは「50日目」という意味のギリシア語です。主がよみがえられてから50日目のこの日に、主イエスが約束してくださっていた聖霊が弟子たちに与えられました。この日をお祝いするのが、ペンテコステです。いつも、使徒信条の内容を順に説教しているのですが、今回、本当なら11回目で、この「聖霊を信じる」の前の部分である「天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり。かしこより来りて、生けるものと死ねる者とを裁きたまわん。」という箇所から説教するはずでした。けれども、ペンテコステと説教箇所からずれてしまいますので、今日は来週と聖書箇所を入れ替えて、今日はこの「聖霊を信じる」というところのお話しをしたいと思っています。

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主日礼拝メッセージ「カインの末裔とセツの子孫」2025/05/18

聖書箇所:創世記4章17-26節
鴨下直樹牧師

創世記4章17-26節 「カインの末裔とセツの子孫」

2025.05.18

今、笠松教会の礼拝において創世記の御言葉を聞き続けています。この創世記は、神がこの世界をお造りになったことと、その後、人々がどのように神と歩んだのか、いや、どうして神と共に歩むことができなくなったのかが丁寧に語られています。ここまでのところで、この創世記は、人間が神のように生きたいと願った結果、神から離れて生きることを選び取ってしまったことがしるされていました。そして、前回のところでは、アダムとエバの二人の息子カインが、弟アベルと共に生きることを拒み殺してしまうことを通して、一緒に生きていく者を失ってしまったことが語られていました。つまり、信頼すべき神を失い、愛すべき隣人を失っていったことが記されていました。こうして人間は孤独な存在となったのです。ここまでが、前回までのところです。

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主日礼拝メッセージ「エデンの東から帰る道」2025/05/11

聖書箇所:創世記4章1-17節
鴨下直樹牧師

今日は母の日で教会に来られるご婦人方に教会の家長会からカーネーションのプレゼントをしました❤
笠松キリスト教会では、毎週会堂に生け花を飾っています。
今日はシャクヤクとジャーマンアイリスです。
きれいですね。♪

「エデンの東から帰る道」 創世記4章1-16節

2025.05.11

 今日、私たちに与えられている聖書は、エデンの園という楽園から追い出されたアダムとエバの子孫がどのようになったのかを描き出しているところです。神の支配する世界から追い出されてしまった人間が、神の支配のない世界の中で生活を作り上げていこうとする。その最初の出来事としてこの創世記第四章が記されています。そして、このときから、主イエスによってこの世界が贖われるまでの間の人の悲しみの源が、ここに描かれているといってもいいのです。

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主日礼拝メッセージ 使徒信条による信仰10「復活の主」 2025/04/20

聖書箇所:マタイの福音書28章1-20節
鴨下直樹牧師

マタイの福音書28章1-20節 「復活の主」

使徒信条による説教10

2025.04.20

 主イエスの復活の日の朝、まだ明け方です。マグダラのマリアともう一人のマリアとは、主イエスを葬った墓に出かけます。しかし、主イエスの弟子たちはどこにも出かけないで、閉じこもったままでした。マタイの福音書ではあまり詳しく書かれていませんが、ここにはこう書き記されています。二人がどうして墓に行ったかというと、大きな地震があったからだと2節に書かれています。二人の女の弟子たちは行ってみると、そこで御使いとお会いし、主がよみがえったことを知らされます。8節には、こう記されています。「彼女たちは恐ろしくはあったが大いに喜んで、急いで墓から立ち去り、弟子たちに知らせようと走って行った」。ここで動いているのは女の弟子たちです。男の弟子たち、十二弟子たちは何も書き残す必要がないほど、彼らは何もしていないのです。

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主日礼拝メッセージ 使徒信条による信仰9「死と陰府とを治める主」2025/04/13


聖書箇所:マタイの福音書27章57-66節

鴨下直樹牧師

マタイの福音書27章57-66節「死と陰府をも治める主」

使徒信条による説教09

2025.04.13

 長い間、私たちは受難節の期間を過ごしてまいりました。そして、今日からいよいよ受難週に入ります。今日は「棕櫚の主日」と呼ばれる主の日です。主イエスがイスラエルの都であるエルサレムに入場されたことを覚える主の日です。そして、今週の金曜日には受難日、主イエスが十字架にかけられる日を心にとめようとしています。

 そんな中で、私たちはこの朝、使徒信条の信仰告白のみ言葉に耳を傾けようとしています。今日のところは、前回お話しした主の十字架に続いて「死にて葬られ、陰府にくだり」という告白をしています。今日皆さんと共に聞きたいと思っている使徒信条の信仰告白の内容は3つあります。それは「主が死んだこと」、そして「葬られたこと」、「陰府にくだられたこと」の3つです。

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主日礼拝メッセージ「あなたはどこにいるのか?」2025/03/23

聖書箇所:創世記3章1-24節 

鴨下直樹牧師

「あなたはどこにいるのか?」 創世記3章1-24節 2025.03.23

今、教会の暦では受難節を迎えています。主イエスの十字架の苦しみを心に刻む季節を過ごしているのです。そんな中で今朝は、創世記の第3章に入ります。ここには人間の罪のことが記されています。

先週の礼拝でもお話ししましたけれども、神は人をそれぞれ向かい合う存在として創造してくださいました。神に創造された人間、男と女は、互いに助け手として足りない部分を補い合う存在として創られました。それは、まるで三位一体の神ご自身の姿に似ています。

ところが、創世記第3章の御言葉は、そのようなお互いが、互いに攻め合い、責任をなすり合うようになってしまったと書かれています。男と女のみならず、神との関係までもが破壊されてしまいます。

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主日礼拝メッセージ「男と女、互いの助け手として」2025/03/16

聖書箇所:創世記2章4-25節
鴨下直樹牧師

創世記 2章4節―25節 「男と女、互いの助け手として」 説教原稿 

2025.03.16 鴨下直樹

 この朝から、創世記の2章以下に進んでまいります。この2章を読みますと、本当に創世記は、大変美しい文章で書かれているということが良く分かります。それはまるで、映画を見ているかのようです。この朝、私たちに与えられているテキストは、創世記1章と内容が少し異なりまして。この創世記2章4節からまた、もう一度で別の視点で神の創造が物語られるのです。この第1章を「天地創造物語」と名づけるとすれば、この第2章の4節から3章の終りまでを「エデンの園の物語」と名づけることができます。

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