岐阜キリシタン小史(4)

 ―御嵩町「中山道みたけ館」を訪ねて―

 可児郡御嵩町(可児市北東)は、江戸時代には中山道の宿場町として栄えたことで知られているが、それ以外にも白鳳期に創建されたという願興寺という古刹や、平安時代の歌人和泉式部のゆかりの地としても知られ、歴史好きには魅力的な町である。

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岐阜キリシタン小史(3)

 ―迫害のはじまり―

 岐阜県可児かに市は岐阜市の東、約30km、岐阜市から車で1時間弱のところにある。そこに「塩しお」という地区がある。同盟福音・可児キリスト教会(可児市禅台寺)から西に約4㎞、鳩吹山の東側である。1661(寛文元)年、この地に潜伏していたキリシタン24名が捕縛された。現在この地にはカトリック名古屋教区の顕彰碑が建てられている。少し長くなるが顕彰碑の碑文を以下に記す。

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